プログラミングスクールを比較してわかったDMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)はステマが多いたった1つの理由
① DMM WEBCAMP
⇒ 首都圏拠点のエンジニア志望におすすめ
② TECH::EXPERT
⇒ 首都圏・関西圏・名古屋・福岡拠点のエンジニア志望におすすめ
③ TechAcademy
⇒ 未経験から効率よくプログラミングを学んでキャリアに活かしたい社会人におすすめ
こんにちは、フリーランスエンジニアのYaemonです。
早速ですが、管理人の紹介をすると、2015年頃、スタートアップ企業を経営する友人がプログラミングスクールのサービスを開発したものを、実際に利用してフィードバックをしていたので、プログラミングスクールについては人一倍強い思い入れがあります。
プログラミングスクールの広告を比較して見ていると、DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)について、インフルエンサーによる過剰な広告(ステマ)があって、エンジニアとして、これは何か違うんじゃないかと思うことがありました。
そこで、このページでは、
▶ プログラミングスクールのDMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)がサービスを流行らせる広告手法
について、分析をして、
▶ 過剰広告(ステマ)に反応しないための具体的な方法
▶ オススメのプログラミングスクール
について、スタートアップの製品開発・マーケティングにも関わった管理人が説明をしていきたいと思います。
*失敗しないプログラミングスクールの選び方について知りたい方は次の記事を参考にしてみてください。
DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)はステマが多い理由(結論)
まず、結論を説明をすると、DMM WebCampではインフルエンサー(プロブロガー)を使って広告をしています。管理人が残念に思うのは、プログラミングをまともにしていない人が、これから人生の岐路にたつ初心者にプログラミングスクールをオススメするのはひどいなと感じました。
管理人が補足をすると、DMM WebCampで扱うプログラミング言語のRubyは、転職アピールする作品をつくるという点では、成果は間違いなく出しやすいです。Ruby on Railsのフレームワークは強力なんですよね。ただ、RubyだけだとWEBエンジニアのキャリアに限界あるので、PHP(CakePHP)の勉強と、フロント側のスマホアプリに興味があるならSwift、Javaの勉強を後でしたほうが良いです。
また、Web系に特化したプログラミングスクールでは、DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO) と、TECH::EXPERTがオススメです。
どちらもRubyを中心としたWEBサービスが作れるようになり、その実績で就職・転職活動ができます。これは講師が充実していて質問しやすいので挫折しにくいからです。
もしどこにしようか悩んでいる人は、始めから1つに絞るんじゃなくて、まずは、両方の無料のカウンセリングを受けて雰囲気を知ることをオススメします。
‘–2018年12月29日更新–‘
今だと、DMM.comがWEBCAMPを買収して、理念も大きく変わってきています。
DMM.com 村中悠介 最高執行責任者COOが別記事へコメントされた部分を紹介します。
すごくよく分析してくれてますねw
現段階ではまず今以上にカリキュラムの充実を図りながら、自社の採用にも繋げられたらくらいの構想が本音ノービジョンではない https://t.co/J5ebF6T960
— 村中悠介 DMM.com (@muranaka_yusuke) 2018年11月22日
やりたいことは、プログラミングという技術を教えるのではなくて、何かを生み出す、もしくは生み出そうとチャレンジする人間を輩出することです
— 村中悠介 DMM.com (@muranaka_yusuke) 2018年11月22日
特に、この言葉には胸が熱くなりましたね!プログラミングスクールでは技術だけではなくて何かを生み出すチャレンジ精神・マインドを生み出すことを今後の目標に掲げているとのこと!DMMグループだからこそできるサービスが今後拡充されていくと想像しています。
‘–
DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)の無料授業を受けてみる
それではDMM WebCampProの過剰広告(ステマ)について説明をしていきますね。まずは、インフルエンサーとなっている人がDMM WebCampProを使用した記事を確認していきたいと思います。
プログラミングスクールの過剰広告の例
ブロガーの沖ケイタ氏を起用
Twitterフォロワー数:8,067人(2017/12/14時点)
記事のタイトル:未経験からのエンジニア転職に98%失敗しない方法(投稿日:2017/12/2)
彼の記事の中には残念すぎる所が1つあって、それが、DMM WebCampProの詳しい説明が全くないところですね。DMM WebCampProはRubyがメインの研修があるのですが、Rubyについてのメリット・デメリットについての言及がないのはどうかと思います。
*ハイパーメモメモより
なぜ、ステマだと思うかというと、彼のこのツイートからですね。
Webcampで有名なインフラトップさんのパーティーに来ました!
オフィス広い(・ω・)ノ#Webcamp でつぶやくと抽選10名で無料受講プレゼントらしいですよ! pic.twitter.com/8z4aYNEngw— 沖ケイタ (@namakemono0309) 2017年12月8日
どうして彼がこのようなことをしているのかというと、理由は単純で、DMM WebCampはプロブロガーを使ってサービスを流行らせたいからです。
これについては、有名なプログラマーに有識者に評価してもらうなど、違う切り口で書いてもらってもいいんじゃないかなと思いますけどね。
広告代理店の手法について
*Cyber Agent 公式HPより
こういったインフルエンサーが記事広告を出すという手法はWeb系広告代理店業界ではよく知られています。例えば、キャリア意識が高いフォロワーが1万人いる人への広告を依頼するときは、1記事20〜30万円といった形でWeb系の代理店経由で依頼されることがあります。
もちろん、そのマージンは広告代理店がとるのでインフルエンサーの取り分は5〜10万円と下がってしまいます。そうして、記事を書くと同時に、上記のようなTwitterで宣伝をするという手法が取られるんですよね。インフルエンサーが仕掛け役となって広める手法は、はあちゅう氏のようなインフルエンサーの方たちを観察しているとわかるかと思います。
大手広告代理店の手法を知る機会について
管理人がこういった大手某広告代理店の広告手法について知る機会があったので、そのときの話をします。以前、某有名ベンチャー企業の社長が投資をしているスタートアップ企業の新サービス(アプリ)の開発に携わっていたときに、新サービスを世の中に広めるためにどうしたら良いか?というマーケティングの問題が常々ありました。
そこで、会社に出資している社長が、人脈を使ってサイバーエージェントとアドウェイズに予算3,000万円で相見積りを出したことがありました。会社に出社したときに、その資料が共同の机の上にあって、「勉強になるから読んでいいよ!」ということで会社の新サービスの拡販資料について隅から隅まで読みました。そこには、何十枚にも渡り、具体的な広告手法が書かれた提案書があったんですよね。
例えば、
- Facebookに広告を出すと、150円/1インストール
- Twitterに広告を出すと、300円 /1インストール
- Instagramに写真をアップしてもらうと、1紹介 / 3万円
- You TubeでYou Tuberに紹介してもらうと、1動画 / 50万円
- ブログでインフルエンサーに記事を書いてもらうと、1記事 / 20〜30万円
といった形で、予算と期待できる効果(インストール数)の仮説が大きく並んでいました。こちらにあるような広告手法で今回も仕事をしているのだと思いますね。
話はそれますが、この資料をはじめて読んだときは、普通に個人がアプリを出しても大手はこうやって資本の力で勝負して潰していくんだなと改めて実感しましたし、ビジネスの厳しさを肌で感じる出来事として覚えていますね。
DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO)の広告手法について
*WebCampPro HPより
どうしてDMM WebCampProはこういった手法で広告を出しているのかなと考えるために、経営者の方の経歴を調べてみることにしました。
そうすると、代表取締役社長大島氏の経歴がヒントになりますね。
こちらの大島氏の経歴がバリバリのベンチャーで、サイバーエージェントの投資子会社でファンドの立ち上げとリクルートIT戦略室を担当していたわけです。つまり、DMM WebCampProのような新規サービスの流行らせ方について熟知しているはずなんですよね。また、そういった会社に勤めていたときの人脈で今回の広告手法が出てきたのかなと考えました。
ただ、逆に考えてみると、それだけ業界の広告手法・トレンドを熟知しているんですよね。そのため、DMM WebCampProが提供するプログラミングスクールは、Web系エンジニアにとって大事な、”どうやってサービスを流行らせるのか?“という戦略を学ぶこともできます。
ステマは悪か?
個人的には、こういった広告手法(ステマ)は正当な形でお金を払っているので問題はないです。もちろん。ですが、今回のようなエンジニアではないインフルエンサーが商品を提案している点が非常に違和感があるんですよね。
自分が経営者なら、IT業界で有名な@ダンコーガイ氏、@gothedistance氏、@chomado氏、 あたりを著名なエンジニアのインフルエンサーとしてたててみますね。
こういっ方々が率直な感想を述べると、印象は違っていたかなと思います。繰り返しになりますが、インフルエンサーが情報をうまく扱えてなくて、他の選択肢を知らないまま情報をこれからエンジニアに提供してしまうのは残念ですね。彼らはブロガーとしてプロですが、仕事を受けたのならエンジニアの視点で、これからエンジニアとして生きていこうとしている人たちに向けて、正直にメリット・デメリットを話してほしかったですね。それができないなら、仕事を請けたらダメなんじゃないかなと思うわけですよ。
管理人が出会ってきたエンジニアの方たちの”技術への執念・納品へのプロ意識“を知っているので尚更そう思うわけです。管理人が開発をしてきた中では、
- 有名ベンチャー企業の子会社社長という地位を捨てて独立をした友人で、実績を作るために、無理なお願いを聞いて必死に正月も返上して、一緒にアプリを作って納品をしたこともあります。
- 会社の新規事業失敗の責任をとって創業した会社を辞めざるをえなかった社長も知っています。
成果が出せないとお金を頂けないという世界で、ガチでリスクとって真剣勝負をしているわけで。正直、WEBエンジニアの世界は甘くないですよ。Web系ベンチャー・スタートアップの会社は特にそうで、お金も時間も全てを犠牲にして夢に向かってリスクをとっているわけです。
繰り返しになりますが、その温度感を知っているから、「なんでそれを伝えないの?」と思うわけです。今、DMM WebCampProについて調べている人は、絶対不安ですよね。実質無料だといっても、プログラミングスクールのお金(30〜50万円)は大金です。中には親から出してもらって肩身が狭い人がいるかもしれませんし、現状を打開するために、人生を切り開くためにプログラミングスクールを選択しようとしている人もいるわけです。
また、仮に転職できても、「ついていけずにすぐに退職したらどうしよう?先行投資した30〜50万円はちゃんと取り返せるの?」と不安に思いますよね。こういう人生の岐路に経っているわけなんですよね。プログラミングスクールを選ぶというのは、自分だけの問題ではなくて、お金を出して応援する親の思いも裏側にあるわけなんですよ。知識がない中で紹介するのは良くないですし、エンジニアとして残念に思います。
*参考までにWikipediaのステルスマーケティングの記事を紹介します。法律的にはアウトになることもあるようです。
日本
日本においては、消費者庁は2011年に景品表示法のガイドライン「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」を公表しており、その中で口コミ情報について、事業者が口コミサイトやブログに口コミ情報を自ら掲載し、または第三者に依頼して掲載させ、その口コミ情報がその事業者の商品・サービスの内容または取引条件について、実際のものまたは競争事業者に係るものよりも著しく優良または有利であると一般消費者に誤認されるものである場合には、景品表示法上の不当表示として問題となるとしている。また、実際には購入していないのに購入したと体験談を偽って口コミサイトやブログに掲載する行為は、「人を欺き、又は誤解させるような事実を挙げて広告をした」に該当するとして軽犯罪法に抵触する可能性がある。
初心者がRubyを学習するメリット・デメリット(対策)
ここからは、管理人が思うDMM WebCampProのサービスについて説明をします。DMM WebCampProですが、1つだけ気になる所があって、それは教える言語がRubyという点です。会社からすると早く成果を出して、挫折させないためという背景はあると思いますが、これは受講者としては悩みどころです。というのも、Ruby on Railsのフレームワークはとても強力だからです。
基本的なプログラミングの基礎的な能力がなくても、Ruby on Railsのフレームワークの力を使うと簡単に複雑なアプリが作れてしまいます。ドラクエに例えると、いきなりLV1で強力な武器、防具を入手しているような状態です。ドラクエも先に進んでいくと、ベースのLVが高くないとしんどくなっていくのと同じように、開発も進んでいくと基礎的な技術の部分を知らないと詰まってしまうことがあります。例えば、
- Webの通信の仕組み
- CPUが動作する仕組み
といった基礎を知らずにいると、最適なプログラミングができないことが出てきます。だから、エンジニアになるということを考えると、
- はじめはRubyでドンドン、サービス開発の手法を学んでいく
- つぎに、基礎的な部分を学んでレベル上げをやっていく
ということが必要になってきます。具体的には、WEBエンジニアになるためにプログラミングスクールに行く人は、Rubyで全体像を掴んで、そのあとに、JavaやPHPも勉強してみると良いです。WEBエンジニアでRubyしかできないエンジニアはいないですからね。
*補足:ネットを調べてみると、私と同意見の人がいて、同じことをより具体的に語っているこちらの記事(2017/12/14時点)を読んでもらえればと思います。
>> 今すぐ辞めて欲しい、「Ruby on Rails勉強してます」「CakePHP勉強してます」
管理人が行った東京Ruby会議について
「Rubyを知らないくせに語るなよ」と言われそうなのですが、実はRubyに興味があった時期があって、渋谷で開催された東京Ruby会議に行き、そのあとの飲み会で、LTをした方達と話をしたことがあります。
今でも覚えているのが、次の2名の方です。
1人目:mixiを退社してイギリスに行ったainame氏(@ainame)
2人目:超大手SIerを退社してRubyにコミットしているjoker氏(@joker1007)
特に、後者の方はRubyに関する書籍の著者としてRubyにコミットしています。SIerの悩みを聞いて頂けたのは感謝しています。本人は覚えていらっしゃらないかもしれませんが。
管理人が思うに、Rubyを初めから勉強してしまうと、その後の選択肢が狭まってしまう可能性があるから注意です。サーバー構築、ネットワークエンジニア、業務系アプリケーションエンジニア、スマホアプリエンジニアといったものもなろうと思えばなれますが、「Rubyをはじめに勉強する=WEBエンジニア」になってしまいます。
WEBエンジニアを更に具体的に説明すると、
- UI/UXに関わるフロント側
- 処理の負荷分散などの知識が必要なバックフロント側
に分けられ、DMM WebCampProでRubyを学ぶということは、このようなWEBエンジニアの仕事に付くことになります。もちろん、WEBエンジニアに最短でなりたいという人はプログラミングスクールは良い場所だと思います。
ただ、就職・転職をしたあとに何か違うなと感じてすぐに辞めてしまうと、プログラミングスクールに払ったお金の元を取り戻せないので注意してください。
過剰広告(ステマ)にだまされないために
もし、WebCampProでRubyの勉強をしてみたいという人に超現実的なアドバイスをすると、”無料授業を受けて雰囲気を掴む“という点はもちろんですが、”Ruby界隈の人にコンタクトをとって、どうやって勉強していく方が良いのかを聞いて、アドバイスをもらう“方が53万倍も役に立ちます。
Twitterで絡んだり、勉強会だったりで飲み会に行って、Rubyの現場の生の情報をつかむといいです。もしくは、個別でコンタクトをとって、「今度おごりますんで居酒屋でRubyについて熱い話を聞かせてください」とアポをとるとOKです。
全然やりすぎではなくて、数十万円と今後の人生をかけた投資をするのですから、ここまで動いた方がいいです!僕はそこまでやりますし、スタートアップの会社を経営している友人は、その日のうちにアポをとるスピード感だったりしますよ!
オススメのプログラミングスクールについて
ここまでDMM WebCampProの広告手法について疑問をなげかけてきましたが、Web系エンジニア向けのプログラミングスクールは、どこもRuby on Railsを勧めている現状ですね。
短期間で成果出すなら他の言語だと限界がありますが、一気に転職までもっていってアピールできる作品をつくるという点ではRubyは大きなメリットがあります。
また、Web系エンジニア向けのオススメのプログラミングスクールについて説明をすると、同じレベル感の DMM WEBCAMP(旧:WEBCAMP PRO) と TECH::EXPERTがオススメです。どちらも技術で詰まった時にすぐに質問できる環境があるので挫折しにくいですね。初心者にとっては、挫折しない環境は絶対的に大事ですからね。あと選ぶ基準は雰囲気ですよね。
プログラミングスクールは始めから1つに絞るんじゃなくて、まずは、両方の無料のカウンセリングを受けて雰囲気を知ることをオススメします。値段も大事ですが、雰囲気も大事だと思いますよ。
プログラミングスクールでRubyを学んで就職した後は、RubyだけだとWEBエンジニアのキャリアに限界があるので、PHP(CakePHP)の勉強と、フロント側に興味があるならスマホアプリのSwift、Javaの勉強を後でしたほうが良いですね。
以上、DMM WebCampProについて説明をしてきましたが、WEBエンジニアにまだ絞り込めずにプログラミングスクールをどこにするか悩んでいる方に向けて、管理人の視点でプログラミングスクールの選び方を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。