SIerの仕事内容をわかりやすく説明してみる【徹底解説】

2018年4月24日

SIer-work

こんにちは、元独立系SIer【 Fグループ 】で働いていたYaemonです。
今回は、SIerの仕事内容について徹底的に説明してみたいと思います。

なので、このページでは、

▶ SIerに興味がある学生
▶ SIerで働くことになる新卒の大学生

▶ SIerで働いているSE

に向けて、

 SIer業界の仕事内容を生々しい実話を混じえて説明する

とともに

▶ 問題点への解決策の提案

もしていきたいと思います。

※SIerの転職について

▶ SIerに転職をしたい
▶ SIerから転職をしたい
という方は、1日でも早く転職活動を始めることをオススメします。

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それでは、SIerの仕事内容について説明をしていきます。


SIerの定義について

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まず、これを読んでいる方の中には、SIerとはなにか?というところがあるので、SIerの定義をします。

話がそれますが、コーディングでも同じで、初めに定数、変数の宣言が必要だったりするのと同じわけですね。というわけで、Wikipediaとはてなの定義を確認するとこんな感じです。

Wikipedia
システムインテグレーター(英: System Integrator)は、個別のサブシステムを集めて1つにまとめ上げ、それぞれの機能が正しく働くように完成させる「システムインテグレーション」を行なう企業のことである。情報システム(情報技術産業、IT業界)、軍需産業において名乗ることが多い。略してSIer(エスアイヤー)などとも呼ばれる。

 

はてなキーワードの定義
SIer とは、System Integrationの略称SIに「~する人」を意味する-erをつけて「System Integrater」とした造語であり*1、エス・アイアーと読む。System Integrationとは、個別企業のために情報システムを構築することであり、戦略立案から、企画、設計、開発、運用・保全までトータルに提供するSIerもある。システムインテグレーター。

 

両方とも同じ意味なので、この定義に沿って、SIerで働いていた経験から仕事内容をわかりやすく説明していきます。

SIerの仕事内容

SIer-zangyou

IT業界におけるSIerの仕事の工程はたくさんありますが、おおまかに以下の項目に分けられます。初めて見る人には、工程がたくさんあって大変そうだと思うかもしれませんね。

▶ システム開発の仕事の受注
▶ 要件定義
▶ スケジュールの計画・予算管理
▶ 設計
▶ 製造(プログラミング)
▶ 検証
▶ 導入・納品
▶ 運用・保守

この各工程について、管理人の経験をした実話を混じえて順番に説明していきます。

仕事の受注

まず、仕事を営業がとってくるところからスタートします。ここの仕事の受注は、プライム案件(1次受け)ということになって、。案件の種類は主に3つに分類されます。

官公庁のシステム入札

1つ目が官公庁のシステム入札は、国の機関が発注するシステムの公募があるので、それに合うシステムを入札します。省庁、県庁、市役所といったところまで幅広くあり、一番安く提案できた会社が受注することになります。

管理人は官公庁にシステムを導入をしてサーバー構築の仕事をしたことがありますが、現場は、市ヶ谷だったり、霞が関で作業をすることが多かったですね。ちなみに、官公庁の最近のトレンドは、マイナンバーとの連携したソフトの導入が進んでいたり、セキュリティ関連のソフトの需要が多いですよね。

 

企業のRFPからの受注

大手企業はシステム開発を発注するときに、大手システム会社にRFPを送ります。RFPを受け取ったら、営業とSEで費用と提案内容をもとに要件や見積もりを決めていきます。ちなみにRFPという用語は、基本情報技術者試験にも出てくる用語で、Request For Proposal といいます。

具体的には、SIerの担当SEは、このRFPに従ってサーバーの構成(サイジング)をしたり、子会社への見積もりや大まかなスケジュールを調整したりします。競争入札なので、いかに予算と納期を提示された内容で抑えられるかが営業の腕の見せどころだったりします。

案件が多く忙しいときは、この巨額な案件のRFPが来ると死ぬことが多いです。具体例を出すと、管理人が自社製品開発部署で働いていましたが、一気に売上が上がっていたときに某業界1位の企業から数億円のシステム構築のRFPが来ました。その当時は、毎月36協定を書いていた激務なときに来たので、その対応で部署のみんなの士気は下がってましたね。結局、当時の案件は運良く流れたのですが、もし取っていたらと思うとゾッとします。

 

関連会社から受注

関連会社からの受注も、システム会社ではよくあるパターンです結局、中小のSIerは富士通、日立、東芝といった大手の企業が株式を取得していて、資本の関係から仕事を受注することもあります。

管理人が独立系のSIerに所属していたとき、会社は某Jリーグのチームのスポンサーをしていました。よくよく受注案件を考えると、関連会社の色が強い会社でしたね。

 

経営管理システムへの登録

内部的な話になりますが、SIerでは受注が終わると、大手企業であればプロジェクト管理システムに案件を登録することになります。これで、今後売上と原価を管理していくことになりますね。もし、原価管理上、最終検収の一括の支払いであれば、工事進行基準で原価を管理していくことになります。社内SE時代は、この工事進行基準の問い合わせが多かったです。簿記でも出てくる分野ですので、ビジネスマンとしても抑えておきたい内容ですよね。

 

システムの要件定義

次に、システムの要件定義へと進みます。受注段階でサイジングや費用、見積もり、要件定義を決めていきます。お客さん側の担当者と対応を進めて、より掘り下げて、要件定義を深掘りしていきます。もちろん、この段階では相手の要求(ニーズ)を上手く引き出せないといけないため、コミュニケーション能力が必要だったりします。部長や課長クラスが顧客のシステム担当者とやり取りをします。
   

納品までのスケジュールの計画

要件定義と合わせて、スケジュールを計画します。大抵、顧客のスケジュールを優先するため、そこから逆算で対応を進めていきます。こちらの考え方は当たり前ですがビジネスなので、期間を伸ばすというよりも、なんとしてでも終わらせるという意識が大事です。そうして、ここで引いたスケジュールに沿って納品まで開発を進めていきます。

進捗を管理するのは、Excelで矢印を引いて管理していくよくあるパターンですね。毎週の進捗会議で、Excelの進捗管理ツールをデスクトップ共有をしてテレビ会議で状況を説明をします。

学生向けですけど、もし、SIerの面接でアピールすることがあるなら、目標管理とスケジュール管理能力がずば抜けて高いエピソードを話せると、めちゃくちゃプラスになりますよ。例えば、1年後にTOEICで900点以上を取りたい。そのために、必要な工程を洗い出して、そこから逆算して作業を進めて、実現させたという形です。ここはSIerで必要な能力なので、アピールできると面接受かりますよね。

システムの設計

次に、スケジュールが決まったら、システムの設計をしていきます。
システムの設計には、以下の作業が必要になります。

▶ 協力会社との開発会議
▶ システム構成図
▶ 詳細設計書
▶ DBのテーブル仕様書

イメージとしては、具体的に要件をもとにどう実現していくかを有識者が集まって会議をしていきます。このとき、必ず親会社と協力会社との間で予算、人員の確保、スケジュールの確保で120%揉めます。揉めないところはまずないです。

よくあるパターンが、客の要求を100%のむと、協力会社との開発会議の中で、「そのスケジュールだと間に合いませんが、どうしてそんな無茶な要求をのんだんですか?それにその機能は必要ないのでは?ムダですよね?」という話になって、もめるもめる。プロジェクトマネージャーの上司は、よくTV会議ごしに怒鳴っていましたね。

こういった会議で重要なのはコミュ力なんですよね。SEの場合、実装の問題というよりも、ここのお客さんと協力会社との板挟みになっている状況をいかに、コミュニケーション能力を駆使して、協力会社に「やります!」と納得してもらえるかがめちゃくちゃ重要なんですよね。そういう場面を何度も見ると、ナンパのテクニックがある人は、相手を説得する手段が分かっているので、プロジェクトマネージャー向きですよね。

話を戻しますが、テレビ会議越しのこういったやりとりは、SIer業界にいる限り、何度となく見る光景なので、すぐに慣れることになります。

SIer業界がクソと言われる原因は、一番はココにあるんですよね。無茶な要求をする客、無茶な要求をのむ上流のSIer、無茶な要求を実現しようとする下請けSIer。そこの歪みが長時間労働という形で現場のSEにいきます。そのしわ寄せの結果大量退職していくSEたち。この論理は覚えておいたほうがいいです。ですので、SIerの職場環境は、上司がプロジェクトの作業量を把握できているかどうかで決まってしまう部分がありますね。

 

システムの製造(プログラミング)

詳細設計が終わると、SIerでは製造という名のプログラミングに進んでいきます。なんで、“製造”というの?と思うかもしれませんね。このSIerのシステム開発の”製造“は、工場で実際にものを作る”製造”という工程から来ています。

WEBエンジニアに比べると創造性はそこまでなくて、決められた設計書に従って、要件をみたすプログラミングを組んでいきます。追加開発になると、流用できるソースもあるので、それをうまく組み合わせて製造の工程はすぐに終わることもあります。

製造の工程では、トラブル対応といった割り込み作業があって、スケジュール通りに進まずに遅れることが多いです。そうなると、進捗会議では”残業でカバー”と言う人がちらほらいたり、”残業の工数“についての交渉もあったりします。また、このプログラミングの生産性をステップ数(行数)で報告するやり方が今でもあって、そこはやり過ぎだろうと思ったりもしますね。

 

システムの検証

製造が終わると、システムの検証へと進みます。システムの検証では、

▶単体テスト
▶システムテスト
▶総合テスト
▶運用テスト
▶負荷テスト
▶受け入れテスト

といった、粒度を細かいところのテストから、大きなテストを行っていきます。

この検証の工程はつまらない作業だと思う人もいるかもしれませんが、大事な作業です。

検証に関するエピソードを話すと、SONYに常駐していた先輩が、「いいかYaemon、システムはソフトウェアのコードが1文字だけでも違うと、動作しないことがある。医療機器だったり、ロボットだったりすると、それが、命にかかわることになる。そういう意識をもって、プロ意識をもって品質を上げていって欲しい。」と教わりました。それだけ大事な作業なのだ。と説明をされました。最近の検証漏れのニュースでは、コインチェックのハッキング事件ですよね。しっかりとシステム管理体制を構築できていれば防げたのかなと思いました。

また、検証作業で重要な点を説明すると、後工程のテストで影響範囲の大きいバグが発生すると、単体テストをやり直すといったツライ作業が起こることもありますね。同じ作業を繰り返すことになるので、正直ツライです。自動化できればいいですが、そうでない検証作業もあるので辛いです。

ちなみに、スキルの高い職場だと、影響範囲をgrepを使って抽出して、その影響範囲にあったテスト項目を抽出してテストをしますが、そうでない場合は、全項目単体テストからやり直しがあったりもしますね。

 

システムの導入・納品

受け入れテストが終わると、システムの本格稼働になります。導入初日を、業界用語でカットオーバーと言います。この日が一番トラブルが起きやすいですトラブルが起こると、その日はトラブルの暫定対処や根本対処の検討が必要になります。プロパー社員は深夜残業に間違いなくなりますね。なんとかして暫定対処ができるバッチを適用したり、根本対処ができるバッチでトラブルを治して、安定稼働となります。

安定稼働が確認できると、お客さんから検収書を貰います。そうして、支払依頼へと進んでいくことになり、こちらの支払い関連の作業はプロジェクト管理ソフトで対応をします。企業毎の支払サイトにもよりますが、翌月末払いだったり、翌々月末払いだったりが多いです。このタイミングで、開発プロジェクトもクローズをすることになります。この支払い関連は営業部と経理部の方で作業を進めるイメージですね。

 

システムの運用・保守

システムの納品が終わると、システムの保守・運用となります。大きいシステムになると、客先に常駐してシステムの保守・運用業務に携わることもあったり、導入先の社内SEが保守・運用を担当することもあったりします。ケース・バイ・ケースですね。

システムの運用・保守の具体例を説明すると、Windows ServerにWindows Updateを当てたら不具合が発生したときの対応であったり、サーバーのバージョンアップのサポート対応をしたりします。例えば、物理サーバーのWindows Server 2003をクラウドのWindows Server 2012 R2上に移動させたりという仕事が直近では多いですよね。

ここの工程になると、電話サポートの対応・メールのマニュアル対応・Share Pointでのインシデント管理など仕組みがあるので、前工程に比べると生産性がない作業が多いです。大企業であれば、子会社に仕事を振っている部分になりますね。

 

SIerの上流工程と下流工程の仕事について

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ざっくりと管理人の経験を混じえてSIerの作業工程を説明してきましたが、次に上流工程と下流工程の違いについて説明します。

大まかに分けると、「要件定義」・「受け入れテスト」といった上流工程を親会社のプロパー社員が担当して、「設計」・「製造」「テスト」といった下流工程は協力会社が担当することになります。

案件の規模にもよりますが、自社製品開発SEのときは、要件定義とサイジングまでは発注元がして、設計から負荷テストまでのフェーズを協力会社に発注していました。

一方、社内SEのときは、一部システムを担当していたため全行程を担当していました。これは案件の規模次第と考えて大丈夫です。

SIerで求められる人材について

参考までに、今後、SIer業界で求められるSE像ですが、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構のIT人材白書をもとに、今後のIT人材についてのトレンドを以下の記事にまとめているので、合わせて確認してみてほしいです。

▶SEに求められる人材のトレンドについての考察

 

また、繰り返しになりますが、上流工程の人は相手の要求・意図を汲み取って提案することが必要なため、技術力とコミュニケーション能力が必要で、質が高い仕事を業務時間中フル回転で作業をしないといけなかったです。

 

SIer業界の人材不足について

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SIer業界の市場ですが、2017年、2018年はオリンピック前の企業投資が拡大しています。管理人が在籍していた企業もリーマンショック明けの底から株価が10倍以上になっています。そのため、人材不足が顕著になっています。IPAの統計データを紹介します。

SIerの人材不足のデータについて

IT人材白書2017
*引用:「IT人材白書2017」概要 – IPA 独立行政法人 情報処理推進機構より

IPA(情報処理機構)の情報をみて分かる通り、IT業界においては人材不足の傾向が高くなっていることがわかりますね。2018年以降もこの傾向は続くと思いますね。

 

IT業界(SIer)のトレンド的な話

また、ITの人材が必要となる今後のトレンドとして、AR・VR・AI(自動運転)・ファンテック(ブロックチェーン)・IoT・ビッグデータ・AIによる人員削減といったことが大きくある。そのため、このトレンドに関わることができる優秀な人材のニーズがますます高まってきています。

特に、仮想通貨の分野では、大きな動きが業界で起こっています。例えば、富士通は、Zaifを運営するテックビューロ社・NEM財団・ジャパンネット銀行と提携しています。

MicrosoftはサイドチェーンのLISKと提携をしたり、IBMは国際送金のXLMと提携をしたりしています。サイバーエージェントは、今後新しい仕組みの仮想通貨に参入しようとしています。今後、仮想通貨(ブロックチェーン技術)はSIerにとって非常に大きな武器となると考えています。

 

リーマンショック時代の独立系SIerの話

参考までに、リーマンショック後のSIer冬の時代についてお話をします。2017年、2018年のSIerの市場は良好と言われていますが、2008年、2009年はSIerは冬の時代でした。というのも、リーマンショックでの影響で不況になり、企業のIT投資が大幅に減ったためです。管理人が勤めていた独立系SIerは売上が全体の1/5 減ることになりましたね。

これは、SIerにとって、とてつもない影響があり、当時数百人いた事業部が解散するようなことも起きました。溺れる者は藁をもつかむといったもので、上層部は「待機社員を減らしたい」という思いから、リスクの高い案件についつい手を出しちゃいます。「貧すれば鈍する」ということで、結果、納品できずに大赤字を出してしまうことになります。

ちなみに、私が勤めていた独立系のSIerですが、2009年頃の氷河期と比べると、2017年度の決算では、約10倍までの株価が回復していて、今は回復していることが分かりますね。

SIerの分類について

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次に、SIer業界について説明していきたいと思います。大まかには、以下の5つに分類されます。

▶ コンサル系:NRI・アクセンチュアといった経営コンサルを中心にした上流工程の会社

▶ 外資系:Microsoft・SalesForceといった外資のシステム会社

▶ メーカー系:富士通・日立・東芝といった大企業のグループ内にあるシステム系の企業

▶ ユーザー系:TOYOTA・丸紅・電通といった親会社がユーザー系の企業

▶ 独立系:TIS・富士ソフトといった資本がユーザー系・メーカー系に入っていない企業

SIerの特徴として、どの工程に携われるかが大きなポイントですが、会社毎に担当する工程が異なります。ざっくり工程を分けると以下の通りですね。

▶ 外資・コンサル系であれば最上流

▶ メーカー系・ユーザー系であれば上〜下流

▶ 独立系であれば中〜下流

考察すると、SIerは、技術力で勝負するバリバリのエンジニアというよりも、専門業務の理解×システム開発という側面が大きいです。特に、上流工程に行くほど、法律の理解・専門資格の取得といった業務知識が必要となってきます。例えば、外資系・コンサル系であればMicrofoft Dynamic CRMを使って、的確な経営分析ができれば強みを持てるといえる。

SIerの職場環境について

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次に、SIerの職場環境について説明します。職場にもよるが、たいていのSIerでは、WEBエンジニアとは違い、大抵スーツが基本。もちろん営業に行くときには、ネクタイは必ずしないといけません。イヤホンをして音楽を聴けるような環境は少ないですね。音楽を聞きながら仕事をしたい人はWEB系に行くか独立しましょう。

 

大手SIerと中堅SIerの違いについて

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次に、一般的な大手SIerと中堅SIerの違いについて説明します。

工程による違いがある

  • 大手SIerは大規模1次受けのプライム案件に上流工程に携わる
  • 中堅SIerは小規模1次受けのプライム案件。2次受け・3次受けの下流工程に携わる
    →2次受け・3次受けは、設計・製造・単体テスト・システムテストなどを担当します。

 

給料の違いについて

もちろん、上流工程の方が、専門の業務知識が必要となり、コンサル・要件定義に携わるため、給料は高くなります。SEとしてキャリアアップを重ねて年収を上げたい人は、上流工程のSEを目指した方が良いです。

 

SIerの問題とされている点について

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次に、業務知識よりも技術的なことが好きな人向けにSIerの問題点を7つ説明します。

WEB系と比べて開発スキルが身につきにくい

SIerは最新の技術にトライできる環境ではないのはしょうがないです。スキル優先というよりも業務システムの安定稼働を目的にしたシステム構築が多いですね。

WEB系と比べてスピード感がない

これもしょうがないです。例えば、社内SE時代に、内部統制関連の必要書類の記入は大変でしたね。マスタに1行追加するために書類の作成で数十分かかることがあります。

WEB系の開発では、ランチ食べながらアプリ開発の話をして、ランチが終わったら、Trelloにさっき話したことを一気に書き込んで、もくもくとその日のうちに開発が終わるイメージです。スピードが全然違います。

散々議論されてきているが、これは、資本があるかないか、信用があるかないかで、取りうる企業の戦略が違うから起こることです。個人レベルだと、意思決定・無駄な作業を省くことができるのでスピード感が全然違いますよね。

SIerは労働集約的な働き方

SIerといえば、そう労働集約的な働き方が問題とされています。いわゆる、会社の歯車のようなかたちです。営業も人月いくらで常駐させますよ!なんて人をモノ扱いしますしね。協力会社に発注するシステムも、「ソフト購入システム」と呼ばれ総務部が発注をしています。つまり、人はモノとして考える業界なんですよね。

休暇が取りにくい

SIerは有給休暇がとりにくいです。客先常駐だとなおさらです。日本の会社独特の休みを取りづらい環境は改善したほうがよいです。電通の東大生の方が亡くなったという事件を受けて、風向きが少し変わってきたとは思いますね。

残業が多い

毎月36協定の書類を書いていましたが、SIerは残業が多くてキツいです。管理人の同期(応用情報技術者試験をとって辞めて現在フリーター)に、また復帰しないの?と聞いてみると、「体力的にキツいから復帰しないよ」と返事をしました。たしかに、若いときはいいかもしれませんが、30代、40代と年をとるにつれて厳しくなっていきますよね。

給料が安い

給料が安いという問題は、結局は需要と供給ですよね。供給量が多い、難易度の低い仕事をやっている限り単価は安いままという経済学の原理ですよね。

規則が多い

これも、仕方がない。上場企業になると、監査法人が入ってきて内部統制のルールを作ってしまっているからですね。たしかに自由に働きにくいという所です。

 

客先常駐という働き方の問題点について

客先常駐で働くことによる問題については、以下のページにまとめているので参考にしてください。

 

▶ 労働環境がひどい話

 

 

 

 

 

▶ 専門性の高い技術スキルが身につかない話

 

 

 

 

 

 

SIerの問題点への対応について(まとめ)

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以上、SIerの仕事内容と問題点について述べてきましたが、この業界は全く変わることはできないが、自分は変わることができます。個人的な意見としては、SIerの中でも客先常駐は正直ツラいため、上流工程のSEか、ITコンサル、ユーザー系の社内SEへの転職、またはフリーランサーを目指したほうがよいです。管理人はフリーランサーとして働いています。以下に、エンジニアの効率の良い転職方法について情報をまとめましたので、参考にしてみてください。

 

 

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また、エージェント毎の特徴を、以下のページにまとめていますので参考にしてみてください。

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Posted by yaemon