SE転職者必見!転職エージェントのメリット・デメリットは?
転職エージェント利用のメリットとデメリット
まず、転職エージェントを利用するにあたり、メリットとデメリットを押さえておきましょう。
こちらを理解することでメリットを最大限に活かし、デメリットがあれば極力回避できます。
メリット
- エントリーのスピードが速く、効率的に転職活動ができる
転職エージェントを使うとスピードが非常に早いです。エントリーをしたら、遅くとも1週間以内に連絡が来るのが普通です。一気に数社、十数社エントリーすると、面接の予定がドンドン埋まっていきます。これはどうしてかというと、エージェントに職務経歴書を提出しますが、エージェントは、応募先ごとにエントリーシートを別途作成する必要がないからです。つまり、使い回しができるからです。エージェントを使わないと、就活のときのように、会社ごとに履歴書とエントリーシートを作成する必要が出てきます。
- 求人の母数が多くたくさんの企業から選べる
エージェントには、たくさんの求人が寄せられます。自分では調べきれない企業もエージェントでは、リスト化して管理しています。なので、これは徹底的に活用した方が絶対得です。”Time is money“ですよ。
- 募集企業の情報を多く入手できる
これは、エージェントを利用する特権です。一人で転職活動をしていても、入社後の情報を一人で具体的に探すことが難しいです。ネット上だと、転職会議や2chなどのサイトがありますが、会社に悪意を持った書き込みもあるので、情報の偏りが強いです。こういう時は、エージェントを活用しましょう。業界の知識や、企業の欲しい人材、転職後の業務のイメージなど、ありとあらゆる情報を持っています。過去に転職させた人からの現場の情報も、もちろんあるわけですから、ネットよりも信憑性が高い情報が入手できます。ただし、甘い言葉ばっかりの場合は単純に就職させたいだけなので気をつけましょう。
- 非公開の求人情報を得られる
非公開求人と呼ばれるHP上で企業が応募していない求人もあります。これは、社外秘の案件であったり、早く人を採用したいとう会社の意図もあるからです。
- SEとしての市場価値を判定してもらえる
SEの場合、自分の市場価値を知っておくことは非常に大事です。技術者としてキャリアアップを考えているならなおさらです。転職を検討していなくても、エージェントに行って、市場価値を算定してもらったら、実は年収100〜200万円アップするということも判ります。逆に、市場価値が低いと判れば、これまで以上にスキルアップが必要だと気づくかもしれません。入社何年目や、年齢を節目にして、一度市場価値を算定してもらうと新たに気づくことが絶対にあります。
まとめ
求人母数が多く、募集企業の情報(非公開求人も含めて)多く入手できます。
また、応募前には応募書類や面接のアドバイスが得られます。
—> 応募時の準備段階にメリットが集中しています。
デメリット
- 競争相手が多いため、内定率が低くなる
自分以外にも、応募してくる競争相手がいるので、当然内定率は低くなります。
会社側は選び放題という立場なわけです。
- エージェントで応募者をスクリーニングするため、企業に書類が届かない場合がある
エージェント側で応募者を選別するため書類が届かない時があります。
そのため、戦う前から負けるという状況になってしまいます。
エージェント側は転職希望者を転職させることでお金をもらっていますので、
レベルを落とした就職先も紹介される恐れがありますので注意しましょう。
- 採用時に企業にコストが発生するため、内定率が低くなる
企業がエージェントに払うコストは、転職者の年収の30%と言われています。
つまり、年収500万円だと、150万円が転職エージェントに支払われます。
なので、一般の応募者と比べると内定率がそれだけ低くなります。
- 内定がでると、アドバイザーが積極的にクロージングを仕掛ける
いざ、内定が出てしまうと、今度はアドバイザーが最後のクロージングを仕掛けてきます。
“今転職しておかないと、後悔しますよ!”とか、”景気が良い今だからこそ、チャンスですよ”
などと背中を押す言葉を投げかけてきます。それが、必ずしも、“その人のためではないこともある”ので注意しましょう。
まとめ
競争相手が多く、応募者のスクリーニングがエージェント内で行われ、
企業側に応募が到達しないリスクがあります。
また、エージェント経由の採用は、企業が採用者の年収の30%を、
エージェントに支払わないといけないため、採用コストが一般の応募者と比べて高くなります。
—> 応募した後からデメリットが集中していきます。
管理人の意見
上記のメリット、デメリットがあるのは当然ですが、
すべての企業に一般応募することはコストがかかり、時間的に厳しすぎます。
ですので、本命の企業は一般応募して、それ以外の企業はエージェント経由で申し込みをする方が現実的です。