客先常駐SEの将来が残酷な理由と対策について
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客先へ常駐しているSEの中には、
▶常駐先での仕事が単調な仕事ばかりでつまらない
▶客先常駐ということで責任ある仕事を任されない
▶プロパー社員とくらべて、マネジメントする機会も少ない
などと不安になることも多いと思います。管理人も客先に常駐することになって、理不尽なことやストレスに感じることが多く将来に不安を感じることが多かったです。
そこで、このページは、
▶ 客先常駐として働くSEの方
に向けて、
▶ 客先常駐SEの将来が残酷な理由と取れうる対策
についてまとめています。このページを読んで、今の状況を客観的に把握してキャリアを考えるきっかけにしてもらえれば嬉しいです。
客先常駐SEでキャリア構築が難しい人は転職活動を始めよう(結論)
まず、結論を先にお伝えすると、客先常駐を辞めたいと思う人は1日も早く転職活動をした方が良いです。単純な雑用や検証作業が続くとスキルがつきません。今の職場で技術力をつけてから転職しようと思っていませんか?それでは遅いです。
同期が成長していく姿を指をくわえて待てますか?悔しいですよね?管理人は同じ検証作業を毎日する中で、同じ部署の同期が新しいプログラミング言語に挑戦している姿を見て、なんとも言えない悔しさで溢れました。部会で同期が作った新しいシステムの発表があった時は、泣きたくなりました。
この状況を打開するために、転職エージェントに相談したところ、帰ったらプログラミングの勉強をして転職でアピールできる作品を残すことをアドバイスをもらいました。そうして、Objective-Cを独学で勉強をしました。正直、楽じゃないです。帰ってきてから、寝るまで必死に限られた時間で勉強、休日も休みなく勉強をしました。夢にまでコードが出てきたこともあります。それでも、App Storeにリリースまで持って行き、その経験を面接でアピールをして転職をすることができました。
このように転職活動を始めて、エージェントと話すと将来のキャリアに必要なことが逆算で見えてきます。今すぐ転職できなくても、転職を見据えた動きができるようになり、必要な技術を取得して将来的に希望の仕事ができるようになります。
また、評判の良い転職エージェントをまとめしたので参考にしてみてください。
IT業界専門(Web系・SIer)の転職エージェントは
▶レバテックキャリア
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案件数が多く異業種転職もできる大手転職エージェントは、
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の順にオススメです。
まずはIT専門のエージェント1社と面談をして自身の市場価値を知ることが大事です。
詳細は、以下のページを参考にしてみてください。
客先常駐SEに将来がない理由と対策(結論)
客先常駐SEを続けると将来が残酷な理由は以下の7点があります。
▶ 客先常駐は給料があがらない(激務薄給)
▶ 技術力があっても自分を安売りしないといけない
▶ 不況になると解雇される
▶ 重要な仕事を任せてもらえずスキルがつかない
▶ 組織的な理由から若者が好まれる現実
▶ 客先常駐に教育コストをかけられない
▶ 年をとると自分を安売りしないといけない
この理由があるため、できるだけ早く転職活動を進めた方が良いと考えています。次に、各項目について詳しく説明していきます。
客先常駐SEの給料はあがらない(激務薄給)
客先常駐は、人月単価いくらの世界で仕事が回ってきているため、会社の経費を引くと、人月単価を上回る月給はまずもらえません。残酷ですよね。人月単価が50万円で年間600万円の売上だとしても、年収は300万円というケースもあるほどです。そのため、1年毎の昇給は年に数千円ということはよくあるケースです。都内で奨学金を返している人だと、貯金もなかなか増えないかと思います。飲み会が続くと貯金は厳しいですよね。
技術力があっても自分を安売りしないといけない
年をとっていっても技術力があれば、仕事はなくなりませんが、日本企業は年功序列の組織が多いため、年をとると好条件の仕事は少なくなっていきます。そのため、高齢な技術者であっても、単純なテスターやオペレーターといった、労働集約的な仕事を安い人月単価で受注することになります。
不況になると解雇される
年を重ねるにつれて、好条件で受注できる仕事も少なくなってきます。そうなると、自社待機をすることになるが、待機人員を抱える余裕のないIT企業は、高齢になった客先常駐社員を解雇する(自主退職に追い込む)ことがあります。これはIT業界の35才定年説と言われる理由でもあります。
元IT企業に勤めていたといっても、年をとった段階での再就職は厳しいものです。運良く、客先常駐の仕事が見つかっても、同じことの繰り返しとなります。 短期間であれば乗り切れると思いますが、これが数年に渡るとうんざりしますよね。
*補足:管理人が勤めていた大手独立系SIerの話
リーマンショックの翌年、1/5もの売上が下がりました。その中で、自主退職を促す事案が起き、社内の士気は下がっていきました。
重要な仕事を任せてもらえずスキルがついていない
客先常駐という働き方では、客先との交渉や部下のディレクションといった重要なスキルを身につける機会が乏しくなります。この状況のまま、何年、何十年と過ごしたとき、プロパー社員と協力会社員とで能力に大きな差ができてしまいます。特に、客先常駐社員はサーバー監視、テスター、ヘルプデスクの用なスキルが身につきにくい作業が多いです。スキルが身につきにくいので退職する人も多いのが特徴です。
年下のプロパー社員からディレクションされる
将来、年下のプロパー社員からディレクションされ、任される仕事も、テスターやオペレーターなど単純なものが多いです。繰り返しになりますが、ディレクションを任されるのは、プロパー社員だけで、協力会社員が成長する機会はありません。50代になって、子供と同じくらいの年齢の社員からディレクションされるのはキツいですよね。
重要な会議に出席できない
製品の仕様を決める会議では、プロパー社員のみで仕様を決めます。協力会社員は重要な意思決定に携わることができません。そのため、上流工程で重要な需要と供給を把握した製品を開発をするという機会が失われてしまいます。若いときはこういう状況をバネにがんばらないと、年をとってから動けなくなりますので注意してください。
共有ファイルサーバーのアクセス権
大企業になると、プロパーと協力会社員の共有ファイルサーバーのアクセス権が明確に分けられています。製品の構成図、設計書など、製品に関わる重要な資料を確認し、知識を深めることはできないです。プロパー社員にならないと、ただ決められた仕様の通りにプログラミングをするという下流工程にとどまることになります。
スペックの低いPC
重要な仕事を任されない協力会社員は、プロパー社員と比べると支給されるPCのスペックは低いです。デュアルディスプレイを使えない環境もあります。効率的な作業ができない所は萎えますよね。そういった環境では、モチベーションは決して高くはならないです。
若い協力会社員者が好まれる理由
次に、協力会社員の若者が好まれるのかを説明すると、自社のプロパー社員を育てたいという背景があります。年功序列が前提の組織では、若いプロパー社員を育てるために、さらに若い協力会社員を入れがちです。そのため、年をとると客先常駐として働く機会が減ってしまい、自社開発製品があるところでは、その部署ではたらくこともあります。
客先常駐に教育コストをかけられない
客先常駐の協力会社で放置されることがあります。これは、プロパー社員が、客先常駐社員に教育コストをかけられないためです。そうなってしまった客先常駐社員は、自力で技術を習得するしかなくなるわけです。また、劣悪な現場では単調な仕事ばかりを押し付けられるわけです。
客先常駐から脱出するための転職
2017年、2018年は景気が良いため、できるだけ早く転職活動を進めるべきだと考えています。景気が良い時期に動かないと不況になると良い求人がなくなるからです。また、状況に沿った、転職方法をお伝えします。また、効率的な転職エージェントの使い方をこのページの下に記載していますので参考にしてみてください。
第2新卒として、転職する(〜28才まで)
年齢が28才までであれば、第2新卒として転職することもできます。待遇としては、新卒社員に近いものになるため、将来的に重要なポジションも狙いやすくなります。現在、IT業界はとても景気が良いので、景気が良いうちに転職活動を始めたほうが良いです。
転職活動でアピールできるスキルがある
アピールできるスキルがあれば、IT業界はとても景気が良いので、景気が良いうちに転職活動を始めたほうが良いです。一度不況になると競争が一気に厳しくなるからです。
転職活動でアピールできるスキルがない
それなりに若くもなく、アピールできるスキルもない場合は、スキルを身につけると同時に、転職活動を始めたほうが良いです。また、転職エージェントに相談することで、どのようなスキルが現在業界で求められているか知ることができます。
合わせて、SEが転職で年収をあげる方法を記載しているので確認してみてください。
▶参考
まとめ
客先常駐の将来が厳しい状況についてまとめてきましたが、できるだけ早く抜け出すことができれば、良い方向にキャリアを積むことができるきっかけになります。ぜひ、客先常駐からの転職を検討してみてください。
また、転職を検討しているのであれば、転職エージェントの効率的な使い方を記載しているので参考にしてみてください。
ステップアップ転職するためのエージェントの効率的な使い方
早速ですが、評判の良い転職エージェントをまとめしたので参考にしてみてください。
IT業界専門(Web系・SIer)の転職エージェントは
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案件数が多く異業種転職もできる大手転職エージェントは、
▶マイナビエージェント(転職全般)
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の順にオススメです。
初めはIT専門のエージェント1社と面談をして自身の市場価値と転職の流れを知ることが大事です。その後は、案件の多いエージェントで優良案件を探すことをオススメします。
また、エージェント毎の特徴を、以下のページにまとめていますので参考にしてみてください。