SCSK 中井戸信英相談役の労働改革がスゴすぎる 残業半減、有給取得97.8%
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このページでは、
▶ IT企業の労働環境を改善した取り組みを知りたい人
に向けて
▶ ITゼネコン業界の上位にいるSCSKの中井戸相談役の取り組み
について紹介していきます。
SCSK 中井戸相談役が実施した労働改革について(結論)
先に結論を話すと、中井戸相談役が行った施策は以下の3点です。
▶ 従業員の健康増進
▶ 残業削減
▶ 業務効率化
その結果
▶ 有休取得97.8%
▶ 4年間で社員の第2子の誕生が2倍
▶ 業績は右肩上がり
となりました。
ガイアの夜明けのSCSK特集について
2017/1/12(木)にテレビ東京系列で放送されたカンブリア宮殿で、ブラック企業からホワイト企業への取り組みの特集がありました。
番組の内容は、会社トップ自らがブラック企業からホワイト企業へ会社を改革した手順と実績が紹介されていて、今後の働き方改善への試金石とも言える話でした。
以下のYouTubeの予告を確認してみてください。
SCSKの年収は?
平均年収.jpの資料によると、年収は以下の通り。平均年収は695万円で、IT業界の中でもトップクラスです。
出典:平均年収.jp
どんな労働改革をしたのか?
改革前は典型的なブラック企業体質だったそうだが、以下の施策でホワイト企業へ改革を遂げています。
実行したこと(3つ)
- 従業員の健康増進
・本社を豊洲へ移転し、一人のスペースを広げ、会社が社員の健康を維持する仕組みを作った。・マッサージ師の常駐:30分/500円 60分/1000円
・万歩計を常備:入社時に業務記録に登録 >>> 給与に反映される
- 残業の削減
・社員にはノー残業カードを机上に提示させて、夕方くらいに急ぎの仕事を振らせない雰囲気作りをした。・生活残業をしている社員のことを考えて、浮いた残業代をそのまま給与に回した。
- 生産性の効率
・効率的な会議の実施(立ち会議)
・納品までの過程を改善
→納期後に大幅な仕様変更をされないように、都度打ち合わせを行ったり、他部署から見た生産性と品質チェックを実施した・説明のための資料作りは極力削減し、口頭での説明にした
結果(3つ)
- 有休取得97.8%
- 4年間で社員の第2子の誕生が2倍
- 業績は右肩上がり
この改革を実行した中井戸信英さんとは?
出典:business.nikkeibp.co.jp
生年月日:1946年11月1日
出身地:奈良県
大学:大阪大学大学院工学 研究科修士課程終了
大学卒業後:住友商事に入社しました。
1998年:住友商事取締役就任
2002年:代表取締役常務就任
その後:代表取締執行役員、副社長
現在:SCSK取締役相談役
輝かしい経歴ですよね。そんな仲井戸相談役の仕事ぶりは商社の中では異端児で、仕事の飲み会では5次会まであるような飲み会を1次会で切り上げたり、定時帰りを心がけていたそうです。
また、入社1年目で1週間の休みを取って上司から「生意気だぞ!」っと怒られた時に、「休暇を取って何が悪いんですか?権利ではないんですか?」と反論したそうです。
そんな中で、彼が何度も語っていたのが、「後ろ指を指されないように、人一倍成果を出すこと!」でした。トップがこの考え方を徹底されていると組織は変わっていきます。
最後に
村上龍さんが番組最後におっしゃっていたことを紹介します。
忠誠心の利用・依存から抜け出し「個別の信頼」を築くことが大事かもしれない
これからの働き方として、「個別の信頼」を築くことができる会社で働きたいものだと考えます。
また、SCSKのような良い環境へステップアップ転職を検討しているのであれば、以下の記事に効率良い転職をする方法をまとめているため確認してみてください。