退職エントリーの効率的な書き方とメリット・デメリット
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WEB上では、時折はてブのホッテントリーで、退職エントリーが話題になっている。大抵はてブが大量についていることがあり内容も面白いものが多い。この退職エントリーだが、ある程度フレームワークがあるのはご存知だろうか?
そこで、このページでは、
▶ 退職エントリーをブログに書こうと検討している人
に向けて、
▶ 退職エントリーの書き方とメリット・デメリット
について説明をしていきたい。
退職エントリーの書き方
この退職エントリーの書き方は、過去のフレームワークに従って書くといいだろう。車輪の再開発をすると効率が良いということで、WEBエンジニアを例えにして説明していく。
自己紹介と今までの仕事内容
初めに自己紹介を兼ねて、会社での技術的な仕事内容を説明する。
例えば、CakePHPのフレームワークを使ってフロントエンドのWEBアプリケーションの開発と、バックエンドのトランザクション処理を担当していた。あとは、iPhoneとAndroidのアプリの監修もしていて、実装は外注していたなど。
退職する理由
次に前職で良かった点、悪かった点を書いていく。このとき、会社の悪かった点を強調するのではなく、誰もが納得できるデメリットを書いた方が良い。
前職の良かった点・悪かった点の記入例
良かった点
例)WEB系ベンチャーとしてサービス開発に携わってこれた。また、自分が仕様開発に携わったサービスが世の中に浸透していく姿を生で体験することができて良かった。手を上げれば挑戦させてくれて、もし失敗しても、社長が手助けしてくれる環境はやりがいがあった。また、成果をあげれば報酬に跳ね返る仕組みだったので、ありがたかった。カッコいい社長だよね。
悪かった点
例)家庭の事情で、妻の家族が福岡に住んでいて、その両親の介護のために福岡に移住して転職することにした。リモートの作業も社長から提案されたが、自分の場合はリモート作業は生産性上がらないから、転職することにした。
これからのこと
次に、これからの進路について説明する。よくあるパターンが海外旅行だったり、次の転職先を書くことが多い。
例)これから福岡に戻って会社を経営しているベンチャー企業に新規WEBサービスのディレクターとして転職をすることになりそう。詳細は、今度福岡に戻ったときに話をすることになるかな。
技術的な話をすると、今はPhythonを勉強していて、次に行く会社は技術的にAIに強みがあるから、AIを組み込んだWEBサービスに関わりたいと思っている。
次の会社へ転職する経緯
もし、次の会社へ転職するのであれば、その転職するに至った経緯を書いておくと良い。
例)たまたま渋谷の勉強会で知りあった社長と、Twitterで交流していて、家庭の事情で福岡に転職をするかもってつぶやいたら、返信してもらって話が進んでいった。Twitterは有り難いなと思った。
伝えたいこと(アドバイス)
次に、読者のひとたちに伝えたいことをアドバイスする。
例)エンジニアにとって、Twitterは転職活動にも使えるツールだなと改めて思いました。これから、WEBエンジニアとして働いていく人は、Twitterはマストです。有益な技術情報をつぶやいていると良いことがあるかも!
Amazon欲しいものリスト
最後の締めに、Amazon欲しいものリストを公開すると良い。がんばれよと応援してくれる人がネット上にはいるので、オススメしたい。
例)ここに、Amazon欲しいものリストを書きました。引っ越しで大変なのでご支援いただけるとありがたいです。
以上、流れを説明してきたが、エンジニアの退職エントリーとしての流れとして抑えておいて欲しい。次に、メリット・デメリットについて説明をする。
退職エントリーのメリット
他のベンチャー企業に能力をアピールできる良い機会
ベンチャーの技術系企業を中心に退職エントリーを書くと、こいつできるやつじゃん?って周りにアピールすることができる。
退職する会社のブランドイメージアップ
退職する人がめちゃくちゃできる人で、退職エントリーも感謝の気持ちで溢れていると、その会社のブランドイメージも向上する。このWIN-WINの退職エントリーを目指すべきだと思う。トラブルを起こさない人として、ビジネスマンとして信用を得られるからだ。信用はめちゃくちゃ大事だ。
承認欲求が満たされる
退職エントリーを書くことで、大量のブクマがつくことがあるので、人によっては承認欲求が満たされて、うれしくなると思う。仕事をやってきて良かったなと。そういう幸せな気持ちになれる。
アドバイスが貰える
このブクマで拡散されると、有名エンジニアがぼそっとはてブのコメント欄でアドバイスをすることがある。そのアドバイスが金言だったりするので、すごく有り難いし、次の仕事へ頑張ろうって思えるようになる。
退職エントリーのデメリット
培った人脈が無くなる
退職エントリの中には、会社をディスってばかりのエントリーがある。その中身をみた会社関係者は憤慨する人も中にはいるだろう。
実際、管理人も転職していった同期のブログを見て、会社の悪口を延々としていたのを見たときにはガッカリしてしまった。表面上の付き合いはあるが、コレがキッカケで信用できなくなっている。
退職する会社のブランドイメージダウン
更に、実名でディスりを行ったときには、そのブランドイメージが悪くなる。例えば、上司の悪口だったり、この業務が嫌だったなどと生々しく語ることがある。その背景には、注目されたいため(PV目的・自己承認欲求)という思惑が見え隠れする。それを見た、会社広報はどういう対応をするのだろうか?想像して欲しい。
会社に訴えられるリスクがある
退職エントリーでは、IT系、金融業界系の会社が特に気をつけた方が良い。会社の中には”守秘義務を徹底すること=価値である“と考えているからだ。
例えば、大手システム会社の仕事の詳細であったり、金融業界の仕事の詳細を会社を実名で流すと訴えられるリスクがある。というのも、退職時には必ず守秘義務契約の書類を記入するからだ。極端な話、国家公安委員で仕事をしていた人が、赤裸々に業務内容を語ると逮捕されるだろう。
そういった点で、例えば銀行の実名を出したブログはちょっと危険なんじゃないかと思う。
実名で銀行の業務内容とディスりが混じっていて、銀行で働く人達や取引先の関係者が読んでしまったときには、訴えられるリスクがある。なので実名で退職エントリーを書くときは特定できないように会社名は伏せておくとよい。
まとめ
退職エントリーを書くのは、メリットとデメリットがある。WIN-WINの関係であれば載せた方が良い。WIN-LOSEの関係になるときは、会社名を伏せて退職エントリーを書くと良いだろう。